
『かんざらしに恋して』NHK長崎地域ドラマ、2/6(水) 21:00から
2019年2月6日(水) BSプレミアム 21:00〜
NHK地域発ドラマ『かんざらしに恋して』が放送されます。
出演:貫地谷しほり、遠藤憲一、長濱ねる(欅坂46) ほか
みなさん、“かんざらし”はご存知ですか?
シロップで食べる白玉だんごで、長崎県島原市の郷土料理です。
私は、長年かんざらしに恋してます。
私は島原ではなく長崎市出身ですが、家で白玉を食べるときは必ずこのスタイルでした。
なので子供の頃、友達の家できなこまみれの白玉をはじめて見たときは、なんでシロップ漬けじゃないんだとびっくりしました。
我が家ではどうやら祖母の時代から白玉といえばシロップ漬けだったようで、大人になって長崎を離れても、里帰りしたときには必ず「白玉つくって〜」と母にオーダーしたものです。
島原は雲仙岳など山のふもとにあるので、水が豊富で、白玉もきれいな水を生かした作り方になったそうです。その他、具雑煮も有名です。(餅が好きなのかな?)
島原市は、長崎県の東部・島原半島にあります。
半島の真ん中には噴火で有名な雲仙岳がどーんとあります(地図では平面ですが、中央が高い山です)。この半島一帯は山あり水あり温泉ありのため、獲得したタイトルは…
🌳 日本ではじめての国立公園
🌳 長崎市指定の県立公園
🌳 日本ジオパーク
🌳 日本ではじめての世界ジオパーク
ぜひ行ってみてください。
長崎市からは、
車で1時間半
特急バスなら1時間半
JRなら諫早で島原鉄道にのりついでトータル2時間
1dayトリップにもってこいです。
特に毎月第2・4日曜日は島原鉄道の鉄道もバスも、1,000円で乗り放題!!
バスなら、小浜温泉(海が見える塩の温泉。異国風?な雰囲気もよし)→雲仙(山登り、ロープウェイ、硫黄の温泉など)→島原(小さいけど島原城、武家屋敷、水が豊富で具雑煮やかんざらしが有名)と周遊ができます。
また、島原は熊本からの航路もあるので、長崎に乗り込むときや、長崎を旅立つときにご利用になるのも楽しいかと思います。九州を股に掛けるかんじで…!
島原を訪れた際は、ぜひドラマのモデルになったお店にも行ってみてください。
『銀水(ぎんすい)』といってかんざらしの元祖として知られます。親子2代で切り盛りしてきたお店ですが、20年ほど前に店主が亡くなりずっと閉店していました。
しかし復活を望む声が絶たず、建物を島原市が購入、2年ほど前に地域おこし協力隊の方の手によって20年ぶりの復活を遂げたのです。当時のレシピは残っておらず、仕入先を調べたり、町の人に聞き込みをしたりと大変な苦労をされて「伝説の味」を再現されたそうです。
ドラマでは「銀流」という名前になっていますが、この復活までの道のりを再現しています。
おいしそうですね〜〜
ぜひ、みなさんもかんざらしに恋しちゃってください❤️
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NHK地域初ドラマ『かんざらしに恋して』
2019年2月6日(水) BSプレミアム 21:00〜
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祝世界遺産登録🎉 隠れキリシタンの里、外海へ!〜出津集落&大野集落〜
「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」世界遺産に登録🎊
昨年「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」が世界遺産に登録されました🎊
しかし、たくさんの観光客が訪れる長崎市に登録されているのは
大浦天主堂の1つだけ・・・
こちらの地図見ていただくと分かるように、
そう、登録された多くの世界遺産物件は長崎県の中部、島々、島原半島に散らばっているのです💡
因みに12番がカサブランカからも程近い大浦天主堂です。⛪️
ということで、先日ホステルカサノダ &カサブランカゲストハウスのスタッフでお勉強も兼ねて関連遺産を実際に見に行くことになりました。
今回は長崎市内から車で約30分の外海へ!
隠れキリシタンの里という呼び名があり、マーティン・スコセッシ監督によって映画化された遠藤周作の小説『沈黙』の舞台でもあります。
私は長崎のキリシタンの歴史に関してはあまり興味がない方だったのですが、スコセッシ監督の前作品の『シャッターアイランド』が好きだったので、映画館までみに行きましたよ!
『沈黙』に登場するかくれキリシタンの集落《トモギ村》は外海をモデルに創作されたそうです。
原作者の遠藤周作はこの地を取材で訪れ、小説を書きあげ、またスコセッシ監督も映画の制作準備のために訪れたそうです。
映画では教科書やガイドブックでは全く伝わってこない、キリシタン弾圧下の長崎の様子が生々しいほどに映されており、あんな長閑なところでこんな悲惨なことがあったとはと驚きばかりです😿
また外海には沈黙の碑があり『人間がこんなに哀しいのに主よ海があまりに碧いのです』 と刻まれています。これは遠藤周作がこの碑のために特別に著した文章なのだそう。
そんな美しくも、悲しい歴史のある外海の出津集落と大野集落へ!
まず私たちが向かったのは黒崎教会。
ド・ロ神父の指導で敷地が造成され大正9年(1920)に完成した、黒崎の地に建つ教会です。
ここは山田洋次監督の『母と暮らせば』のラストシーンに出て来たのが印象的です。
吉永小百合さんが美しかった💖
聖堂は信徒が1つ1つ積み上げだレンガでできているそうで、屋根は桟瓦葺で日本風。いろんな時代のいろんな人の想いが詰まった教会です。
聖堂内はステンドグラスがとても綺麗で堂内は万華鏡のようでした。
そしてところどころにアクセントのように使われている水色もとても可愛らしいです💙
『母と暮らせば』では山田洋次監督の、この作品を今長崎で生きている人々で作り上げてほしいという思いから、延べ100人の信徒さんがこの黒崎協会のシーンでエキストラ出演したそうですよ。
参照:長崎旅ネット https://www.nagasaki-tabinet.com/houjin/film/detail/5/
そして次の目的地は、同じくド・ロ神父が、1882年、私財を投じて建てた出津教会。
ここでは信者さんが案内役としていらっしゃり、海風に耐えられるように屋根を低くした木造平屋建築のことや、ド・ロ神父が耕した畑など周辺の歴史の説明まで、とても丁寧にして下さいました。
この教会も煉瓦造りですが、白の漆喰で塗られていて眩しいくらい真っ白✨
緑豊かな山の中で美しさが一層引き立っていました。
そして本日最後の教会大野教会へ。
大野地区は神社に密かに自分たちの信仰対象を祀り、オラショ(祈り)を唱えるなど在来宗教と信仰の場を共有していた集落でした。その信仰の場であった神社の近くに、解禁後、教会堂が建てられました。
前半の2つの教会とは打って変わって、民家のような素朴な作り。
しかし、実は大野教会もド・ロ神父の設計なのです!!! すごいド・ロ神父!
中には入れませんでしたが、窓が解放してあって、中の様子も見ることができました。
大野教会は畑や、ジブリのような小道を抜けた山の中にあり、ちょっとしたハイキング気分です。
散策中に地元の人に遭遇して、今日は海が綺麗ですね!と言ったら「いやー、今日は微妙やね」といわれました 笑
地元の人がいう本当に綺麗な海がどんなものか気になります💭
そして最後の締め括りは遠藤周作文学館。(の入り口)
この日一緒に来たスタッフの子供達もだいぶお疲れ気味・・・ということで、館内には入らず。
テラスと素敵な休憩所にお邪魔しました。次回はぜひ館内に!
休憩所は海に面してテーブルが設けられていて、そこで読書をする方もいらっしゃいました。
外海の人は、ここにきてゆっくり読書や仕事ができるのかと思うと羨ましい限り😻
「日本の美しい休憩所」と言うランキングがあったらここがナンバーワンですね。
以上、外海は本当に碧かった!世界遺産特集でした!
長崎に観光でいらっしゃる方は、レンタカーで外海まで日帰りのドライブというのもいいかもしれませんね🚗
遠藤周作が「神様が僕のためにとっておいてくれた場所」と語った外海の魅力を、体感してみて下さい。
Misaki